山楽ノート

山を楽しむためのあんなコトやこんなコト

ルーフボックスが便利すぎる!なんでもかんでも放り込んじゃおう

2021/03/27

登山はなにかと荷物がかさばります。

登山道具はもちろん、車中泊をする場合は車中泊グッズ。温泉に入る場合は温泉グッズ。

登山道までの道を快適に過ごすための快適用品など、気付くと車の中は物だらけです。

特に私の愛車のFITのようなコンパクトカーなどは、容量不足になりがちです。

そんな時に活躍するのがルーフボックスなのです。

ルーフボックスとは?

ルーフボックスとは、車の屋根(ルーフ)の上に設置する箱(ボックス)のことです。

基本は硬い樹脂性の材料で製造されており、雨や風などにも強いものです。

もちろん設置した状態で高速道路を走ることも可能で、鍵も付いているのでセキュリティーも万全です。

登山用品だけではなく、スキー・スノーボード用品・キャンプ用品などいろいろなものを入れることができます。

ただし、完全密閉ではないので濡れるとまずいものなどは入れない方が無難です。

サイズ展開は豊富なので、車の大きさや用途に応じて選ぶといいと思います。

ルーフボックスのメーカー

メーカーとしては、THULE(スーリー)TERZO(テルッツオ)inno(イノー)の3メーカーが有名です。

この3メーカーの他にもルーフボックスを製造しているメーカーはあるのですが、ルーフボックスを使用するために必要なベースキャリアなどを作っていない場合が多いです。

そのため、よほどのこだわりなどがない限り、上記3メーカーの内のどれかにするのがいいでしょう。

THULE(スーリー)

スウェーデンの世界最大のカーキャリアメーカーです。

THULEは、ドイツにあったジェットバッグ社を買収した経緯があるため、ルーフボックスのことを『ジェットバッグ』と呼んでいます。

世界最大とあって、ジェットバック(ルーフボックス)のバリエーションは1番多く、利用用途に応じて細かく商品を選ぶことができます。

それに加え、外車のカバー率が高いのも特徴です。

また、アクティブなライフスタイルを喚起提唱しており、自転車用のサイクルキャリアやカヌー・カヤック用のアタッチメントなど、様々なアクティビティの専用品が販売されています。

TERZO(テルッツオ)

自動車用ランプなどで知られるPIAAが手掛けるカーキャリアのブランドです。

日本車を中心に展開しており、軽自動車用のベースキャリアもあります。

高さを抑えた平たいルーフボックスのローライダーシリーズが有名で、車高をあまり上げたくないユーザーにおすすめ。

inno(イノー)

日本のカー用品メーカーであるカーメイトのカーキャリアブランド。

innoのエアロベースは2015年にグッドデザイン賞を受賞しており、高い技術力を持っていることが伺えます。

現在はアメリカやヨーロッパ各地で販売されており、グローバル企業として名を馳せています。

ルーフボックスの設置方法

ルーフボックスを設置するためには、車とルーフボックスを間にベースキャリアが必要となります。

また、ベースキャリアとルーフボックスは相性があるので、同じメーカーで揃えた方が安心です。

このベースキャリアは概ね3つのパーツで構成されています。

1つ目は車体に横向きに取り付ける”バー”で、ルーフボックスはこのバーの上に乗せるような形となります。

2つ目はバーが車体に当たらないように高さを出すための”フット(ステー)”です。

3つ目はフットを車体に固定するための”取り付けKit(取り付けフック・ホルダー)”です。

ただし、ルーフレールが付ている車などは上記の構成と異なる場合もあります。

ベースキャリアはそれぞれの車によって適応しているものが異なるので、購入する際は事前に適応表で確認が必要です。

各メーカーの適応表は以下のリンクから確認できます。

【THULE適応表】

http://abeshokai.jp/thule/car_search/car_serch.php

【TERZO適応表】

http://www.piaa.co.jp/c.p/sel.top

【inno適応表】

http://db.carmate.co.jp/matching/output/index.php?c=1&menuST=31&CType=sys

ちなみに私のFIT3(GP5)には、THULEのベースキャリアを付けています。

バー:TH7112B

フット:TH754

取り付けキット:TH1751

目的に合ったルーフボックスを選ぼう

ルーフボックスと一言で言っても、色々な種類があります。

キャンプなどの大きな荷物が入るような高さがある大容量なボックス。

スノーボードが入るように長さを重視したボックス。

車高が高くならないように高さを抑えているボックス。

それぞれに一長一短があるので、自分の目的に合ったボックスを選ぶことが重要です。

私の場合、登山道具や車中泊グッズなど荷物が多いので、大容量タイプのTHULEMotion XL(800)をチョイスしました。

容量は460lと大容量で、汚れた服や道具なども気にすることなくポンポンと放り込めるので非常に楽になりました。

複数人で車移動する場合なども、室内空間を広く維持した状態に保てるので、団体で登山を行う方々にもおすすめです。

ルーフボックスの開閉システムは両開きタイプとなっており、左右どちらからも荷卸しが可能となっています。

この両開きが意外と重要で、ルーフボックスに入れた荷物へのアクセスがとても楽になり、使い勝手が良くなります。

また、ベースキャリアへの取付部分がパワーグリップシステムになっているため、ダイヤルを回すだけで簡単にルーフボックスの取り外しが可能となっています。

注意点としては、最大積載重量が車ごとに決まっているので、その重量をオーバーしないように気を付けてください。

-その他
-