登山ファッションの基本
2021/03/27
登山で大事になってくるのが、服装です。山の上は地上と天候が全く違います。夏でも寒いのが山の上です。登る前が暑かったからといって、絶対軽装で登ってはいけません。
天候や季節、場所をしっかり考慮し、適切な服装で登りましょう。
登山時の服装は重ね着が基本
山の天気は変わりやすいです。
すぐに羽織ることができるよう、アウターはウインドブレーカーやレインウェアを用意しましょう。
また、レインウェアは風にも強く防寒用にも使えるので1着あると、とても便利です。
アウターの中は何を着る?
アンダーウェア、トップス、また寒い時期はフリースなどの防寒ウェアを順に重ねて着ましょう。
重ね着にすることで、暑さ寒さに対応できます。山では、気温、体調に合わせながら、脱いだり着たりを繰り返しながら登るのが基本です。
靴はじっくり丁寧に選びましょう
初めての山歩きには、しっかり足を包んでくれるミッドカットの靴がオススメです。防水加工のものなら雨が降ったり、ちょっとした沢を渡ったりするときにも安心です。
購入時には、しっかり試し履きをして選びましょう。足と靴の相性で重要なのは、甲の高さと幅です。
紐を閉めた時に甲がピッタリとフィットしてシューズの中で足が前や左右に動かないものを選びましょう。
ザックも靴同様、自分の体に合ったものを
自分の体にあった登山ザックは、肩が痛くなったり、腰を痛めたりしにくいため、うんと疲れにくくなります。
自分の背中とザックの背中(背面長)が合っていることが大切です。ストラップ類を調節して、ザックが体の一部のように感じられたらベストです。
背負い心地は背負った時の直感的な心地よさを重視しましょう。
帽子も必需品
紫外線や怪我から体を守ってくれ、ファッションとしても楽しめます。
吸収性速乾素材であればベターですが、ウエアほどこだわらなくて大丈夫です。コットンやヘンプを選ぶのもありです。
トレッキングパンツは用途や季節で考える
ショートパンツやスカート
夏でも涼しく、脚さばきが良いです。怪我や日焼け防止に、タイツなどと組み合わせて使い、比較的安全度が高い登山でのみ使用しましょう。
ロングパンツ
防寒性に優れ、肌を覆っているので安全度が高いです。脚の動きを妨げないものもあるが肌との摩擦感はショートパンツよりも高いです。
ストレッチが利いた耐久撥水性の、着まわしができる薄手のものがオススメです。
タイツやソックスは?
タイツ
サポートタイプ、コンプレッションタイプ、ウール素材など種類が豊富です。機能がそれぞれ違うので体の調子に合ったもの、好み、気候などによって選びましょう。
ソックス
足への負担を和らげるクッション付きのものを。または、薄めのソックスを何枚か重ねて履いてもOKです。
あると便利なグッツ!
グローブ
岩場が多い山など手を使う場合に重宝します。また、日焼け防止の効果や冬季は防寒対策にもなります。
私は日本野鳥の会のアウトドアグローブを愛用しています。
野鳥の名前がついたかわいい色合いの軍手で、カラーバリエーションも数種類あります。
手のひらには滑り止めも付いているので、しっかりと岩などをつかむことができ、身体が安定します。
手ぬぐい
汗を拭いたり、首に巻いて日除けなど使い道はいろいろ。オリジナルグッツとして販売している山小屋もあります。思い出や記念に。
また、手ぬぐいはちぎることができるので、紐がないときは細くちぎって紐として使ったりすることができ、不測の事態に適応力のある万能なアイテムとして使えます。